シドニー浜の竹内文書・竹内文献に関するメモ帳
『竹内文献での太陽神について』
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これは、【竹内文献での太陽神について】 である。
日本神話では天照大御神(あまてらすおおみかみ)が太陽神となっているが、
実はこの太陽神と思われている皇后(きさきのみや)の名前は、
竹内文献上では、天疎日向津比売(あまさかりひにむかいつひめ)となっている。
これは『古事記』で言うところの天の岩戸隠れをしていることが命名となっているが
如くなのだが、では本来の太陽神はと言うと、上古代よりも更にずっと昔の天神七代の一という、

天御光太陽貴王日大御神大光日天神
(あめのみひかり_おおひなかきおひ_おおみかみおおひかりひ_あまつかみ) 

というとても長い名前のスメラミコトがおられた。
このスメラミコトの名前のまたの名はメシヤとなっている。
そして、重要なのは、このスメラミコトの皇后(きさきのみや)は、

天日身光ミト比売大神
(あめひみひかりみとのひめおおかみ)

といい、 更に

天一天柱主大神皇女
(あめひとつあめはしらぬし_おおかみひめみこ)

またの名を

天照日神
(あまてらすひのかみ)

また

日球神
(ひのかみ)

となる。

また、天神七代の二は

天御光太陰貴王女大神
(あめみひかりおほいんなかきおほめのおほかみ) 

といい (月神身光神)となっている。

多くの日本人が

天照大御神
(あまてらすおおみかみ) 

として拝んでいる女性神の本当の御霊(みたま) は、
あまさかりひにむかいつひめではなく、
天神七代の一の皇后(きさきのみや)のまたの名である

天照日神
(あまてらすひのかみ) 

の御霊と言える。
更に言うならば、天神第三代が

天地分主尊大神
[あめつちわかれぬしのおほかみ] 
(天照日神[あまてらすひのかみ]) 

で、

天地分ミド美[みの]大神 
(月の神)
 
である。

そして、更に遡ると天神第二代が

中未分主大神尊
[なかなしわかれのしおほかみのみこと] 
天日光神 (あめひひかりのかみ) 

で太陽神の根源神の御霊と言える。 

で、

中未分美尊大神
[なかなしわかれみのみことおおかみ] 

が月ノ神[つきのかみ]の根源神の御霊と言える。
そして根源神である原初神の

元無極躰主王大御神
(もとふみくらいぬしのおおみかみ) 

に繋がる。

何故そうでなければならないのかというと、
竹内文献こそは『古事記』と『日本書紀』が編まれることになった元の書だからである。

『萬國ノ棟梁天皇御系圖寶ノ巻(とこよくにのおむやすめらみことごけいずたからのまき)』
の序文によると、
 【武鵜草不合三代天皇より神倭二十四代天皇まで、
神代文字巻を詔を謹(つつしみ)御受け形仮名唐字を以て真鳥宿禰寫し奉る】

と記されている。
つまり、神代文字の巻を詔(天皇の命令)を受けて
漢字カナ混じりにて真鳥宿禰が写し献上することとなっていたのである。
この勅命を出したのは御神宝に対する追究が厳しくなったので小初瀬稚鷦鷯尊 (おはつせわかさぎのみこと)、
即ち、武烈天皇が出した勅令によって平群真鳥宿禰は、御神宝保護の為に真鳥宿禰を表面上はお手討ちにされ
て、墓所より隠して落とされ、越中『皇祖皇太神宮』に入れて神主となし、神宝を護られたということが
竹内文献には示されている。

歴史上武烈天皇は、気性の荒い天皇とされているが、実は非常に優れた鋭智の方であられたと、
『神代の萬國史』の334ページにも記されている通りである。
これら『記紀(古事記・日本書紀)』に記述の無い神様こそが、
実は日本の神道としての大切な太陽神の御霊である皇后(きさきのみや)である、
天照日神(あまてらすひのかみ)だったのである。


上古第22代 天疎日向津比売身光天津日嗣天日天皇       
(あまさかりひにむかいつひめ-みひかりあまつひつぎ-あめひのすめらみこと)

天神代[全7代]
①元無極躰主王大御神(もとふみくらいぬしのおほみかみ) 
②中未分主大神尊(なかなしわかれのしおほかみ)、
 天日光神(あめひひかりのかみ)
 皇后 中未分美尊大神(なかなしわかれみのみことおほかみ)、月ノ神(つきのかみ)
③天地分主尊 大神(あめつちわかれぬしのおほかみ)、
 天照日神(あまてらすひのかみ)
 皇后 天地分ミド美尊大神(あめつちわかれみどみのおほかみ)、月ノ神(つきのかみ) 
④天地分大底主大神(あめつちわかしおほそこぬしおほかみ)
 皇后 女大神(みどのおほかみ) 
⑤天一天柱主大神躰光神(あめはじめはしらのしおほかみみひかりのかみ)、天皇(すめらみこと) 
 皇后 天一美柱神(あめはじめみはしらのかみ)
 身光神皇后(みひかりかみきさきのみや)、エモナヤ 
⑥国万造主大神身光天皇(くによろずつくりのしおほかみみひかりのすめらみこと)
 皇后 国万造美大神御光皇后(くによろずつくりみおほかみみひかりきさきのみや) 
⑦-1天御光太陽貴王日大御神大光日天神
 (あめのみひかりおほひなかきおひおほみかみおほひかりひ あまつかみ)、メシヤ
 皇后 天一天柱主大神皇女(あめひとつあめはしらぬしおほかみひめみこ)、
 天照日神(あまてらすひの かみ)、日球神(ひのかみ) 
⑦-2天御光太陰貴王女大神(あめのみひかりおほいんなかきおほめおほかみ)、
 月神身光神皇后 天日身光ホド男大神(あめひみひかりほどをおほかみ)、天一天柱大神の御子

(参考:『神代の萬國史』竹内義宮著、『萬國ノ棟梁天皇御系圖寶ノ巻』児玉天民著、
『神代秘史』酒 井勝軍著、『神代史』四巻[記名無し]、
『「竹内文書」と神秘秘伝の術事』竹内康裕著、他)

皇祖皇太神宮竹内文献研究員 sydneyminato


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